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【コットンの生地で地球をグルグル巻き。 - 13/08/04】

世界で年間に採れる綿の量は、ひとくちに2,000万トンと云いますが、
どれほどの量か考えてみましょう。

綿2,000万トンとは、「種」を除いた繊維の総量です。
畑で生(な)った綿花を実綿ともいいますが、種は全体の65%にもなり、実綿量は
5,700万トンということになります。

さて、2,000万トンの綿の繊維から、数字合わせの遊びを始めましょう。

・1メートル幅の生地を想像して下さい。
長さ1メートルとすると1平方メートルです。
一般的にシーツに使う生地は、大体1平方メートルで300g位の重さです。

・年間に採れる綿2,000万トンで何メートルの生地になるかです。
・・・・2,000万トンを300gで割ると
なんと666億mになり、kmにすると660万kmということになります。

・地球から月までの距離は38万kmですから、月まで行ったり来たり約87回、
往復する距離になります。

・地球の一周の距離は4万kmですから1665回グルグル巻きに出来ます。

・着丈60cm身幅50cmの1嵳彈椶糧沼汽轡礇弔鮑遒襪666億枚出来ます。
地球人口66億人として、地球上の人々全員に、一人当たり10着づつ分けられます。

綿、2,000万トンとは、このように途轍もない量だったんです。

これが、毎年毎年、取れる訳ですから、綿布団の打ち直しとかジーンズのリサイクルなどを
「省資源」と考えるのは、ナンセンスな事であることが判ります。

石油から作った合成繊維は、原料が限りある資源の石油ですからリサイクルの意味があるのかもしれません。
但し、リサイクルの回収トラックが消費するガソリン代と再生加工の工程の動力や熱に使われる石油などのエネルギーをどれだけ使うかの天秤にかけて、本当に有利かどうか比べる必要はあるでしょう。

綿の生産地は、アメリカを除くとほとんどが途上国で、貧しい中、貴重な換金作物として生活を
維持する産物です。
生産量全体の中国が27%、アメリカ、18%、インド、14%、パキスタン、8%、
ブラジル、5%、ウズベキスタン、4%、その他はアフリカの小さい国々です。

大いに綿製品を使い、大いに捨ててください。

「勿体ない」とはいい言葉ですが、ゴワゴワになったタオルやヨレヨレになったシャツを着るのは、生活の質の方に重きを置くと、その方が勿体ないとも云えます。

折角の人生を快適に、「身体が悦ぶ、心が喜ぶ、新鮮なコットン」を楽しんでください。

そして、それが「オーガニックコットン」なら、尚、いい選択と云うことになります。

平成25年7月12日              
日本オーガニックコットン流通機構
宮嵜道男


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