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【カムカム エブリーバディ - 08/08/21】

カムカム エブリーバディ

1946年にNHKアナウンサー平川唯一氏が戦後初めての英会話番組を始めました。
その時のタイトルがカムカムエブリーバディ(come come everybody)でした。
この言葉が別の意味で重要性が高まっています。「噛む噛むエブリーバディ」です。
咀嚼のことです。

あなたは1時間ガムを噛み続けられますか?

この質問を周囲の人たちにしてみて、返事を聞いてびっくりです。意外な事に多くの人たちが、ガムを噛み始めて1時間はおろか10分くらいで捨てている人が多いのです。
「味もないのに噛んでられない」というのが大方のコメントでした。
ガムを噛むというのは、一般にお菓子の仲間で味を楽しむための嗜好品と
捉えられていますが、実は咀嚼訓練の道具なのです。
試しに、口に何も入れずに咀嚼の真似事をしてみてください。きっと30秒間も続けられないのではないでしょうか。ところがガムを口に入れるや否や、自然に咀嚼運動が
始まります。噛まずにはいられなくなります。そうですこれは反射運動なのです。

咀嚼運動が全身に及ぼす影響を調べる実験があります。(日本チューイングガム協会資料より)
17歳から46歳の健康な男女15人にガムを噛んだ時の身体の変化を検査しました。 
*結果はガムを噛むと心拍数が上がり、血流が上昇しました。特に脳血流が顕著でした。
*血漿コルチゾールやアドレナリンは、ストレスを感じている時に多くなる内分泌ストレスホルモンです。咀嚼運動をしているとこのホルモンが抑制されていました。

ここで面白いのは、咀嚼運動で末梢細動脈血管に分布する交感神経系の興奮を促進します。そして同時に内分泌反応ではストレス回避に向くので、「覚醒作用とリラックス作用」が
同時に起きているのです。
気付きましたか? スポーツ選手がガムを噛むのはこの作用を利用していたのです。

昔の人はよく噛んで食べる人は病気にならず、長生きだと言っています。
「鶴亀の齢(よわい)願わば、ツルツルと飲まず噛めよカメカメ」

咀嚼すると「唾液」が活発に分泌されます。唾液は市販されている薬には到底まねが出来ない凄い力が秘められていました。一つ一つその効用を挙げてゆきましょう。


唾液の有効成分
ムチン

口の中に分泌する粘性物質で、食べ物にある色々な刺激を緩和します。これで胃の負担を軽くします。
唾液を中性に保ち、刺激を緩衝します。
アミラーゼ酵素 でんぷんの分解をします。
EGFホルモン 細胞分裂の促進(新陳代謝)します。
ガスチン
味覚を敏感にします。

パロチン唾液腺ホルモン
骨や歯の発育を促進します。老化防止(新陳代謝)、呆け防止
に効果があります。口臭を抑制します。
リゾチーム、
ラクトフェリン      
など18種類の抗菌酵素 細菌と戦います。食品中の毒性のあるものを無害化します。
がん細胞を30秒間、唾液に浸けたら死滅したという報告があります。


この他、咀嚼運動にはいくつもの効用があります。

免疫力向上  ・・・副交感神経に作用し、ノルアドレナリンが分泌されると、身体はリラックスし、白血球中のリンパ球が増加します。免疫力が高まり、細胞が活性化します。   
しわ予防   ・・・顔の筋肉を使い表情が豊かになり、しわの予防ができます。
眼の疲れを緩和・・・咀嚼筋が働き、眼の水晶体の厚みを調節する毛様体筋のコリを
          ほぐす作用が起き、眼の疲れを癒します。
肥満予防   ・・・血糖値が上がり、インシュリンが分泌され、脳の満腹中枢に作用
し食欲を抑制します。
脳力活性   ・・・脳が活発になり記憶力、認識力、思考力、判断力、集中力が
          向上します。 
           
健康の基本はよく噛んでゆったり食事をすることのようです。心がけましょう。


日本オーガニックコットン流通機構
                           宮  道 男 
                                2008.7.30 

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