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【編集雑記/アピセラピ− - 02/08/10】

アピセラピ−という言葉がある。
聞きなれない言葉で初めての人も多いと思う。
アピとはミツバチのことであり、セラピーは療法のことで、
ミツバチ産品による療法のことである。
ミツバチ産品は、一般的に知られているハチミツ、ローヤルゼリーがあり、
この他にプロポリス、花粉、蜂毒の5種類がある。
ハチミツは誰でも知っている滋養豊かな甘い食物である。
ローヤルゼリーはメスの働きバチが花粉を食べて分泌するもので、
イメージと違い甘くないものである。
滋養効果はハチミツより高く産出量も少ないので値段も高い。

プロポリスはミツバチの巣を守る為に出来た蜂ヤニから抽出したもので、
医薬品に匹敵するような色々な効果がある。
免疫力増強作用、抗腫瘍作用、活性酸素消去作用等で体質改善効果が著しい。
蜂毒は産品と呼ぶには相応しくないが、
蜂に人間が刺さされた後かえって体調が良くなった事がもとで蜂毒療法が生れたと聞く。
何れにしろ、ミツバチが自然界から集めてきた産品を我々人間が最大限利用しているものである。
このミツバチ産品による医療の歴史は、西洋では遠く紀元前300年頃からの記録があるとの事。
20世紀にはいり化学物質が次々と発明され、それなりに人間社会に貢献して
我々の生活を豊かにしてきたが逆に弊害も出てきた。
21世紀になって色々と見なおされ始めており農業も有機栽培や低農薬栽培が盛んになりつつある。

清潔なミツバチ産品を入手するにもきれいな自然環境が必要になる。
アピエコロジーと言われるミツバチが住める環境が日本でもどんどん失われてきている。
人間もこの地球に生をうけている生物の一つとして環境を自然の侭に受容れ、
大きく環境を開発等で変化させないで、オーガニックライフを享受して行く必要があると思う。

『はちみつ蔵』ミツバチ生産物博物館
長野県茅野市車山高原 ペンション「ぎんのさじ」内
電話 0266−68−2444/Fax 0266−68−2908

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沢山ハチミツがとれ日本人に好まれるアカシアの花。(6月)

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